千葉県、50代 K.A さん/2023年7月、3泊4日/夫婦旅
10時のフライトで対馬空港へ(遅延)→そば道場で蕎麦打ち体験とランチ→ 比田勝のテマドホテルにチェックイン→豊玉町まで移動して19時半くらいから夜のイカ釣り→24時くらいにホテル戻り。
9時から小鹿の正恒丸に乗船して甘鯛釣り、15時に帰港→ホテルに戻って、夜は比田勝の三楽寿司へ。夜はテマドホテル宿泊。
起きてから宿でゆっくり。釣った魚の処理・出荷の対応をしていた。夜は再びイカ釣りへ。
朝食後チェックアウト→いつも立ち寄っている猪鹿鳥に行くものの定休日のためライラックでハンバーグを食べて空港へ。
私たちは、年に3−4回のペースで、夫婦で対馬へ釣りに来ています。最初に来たのは2020年11月。コロナで海外に行けなくなり、旅行支援のクーポンを手に長崎の島を候補に挙げて、その上でまだ行ったことがなかった対馬を選びました。その頃はまだ観光メインで、金田城や和多都美神社を巡り、釣りはあくまでオプション。5000円の体験クーポンを使ってたまたま釣りをしたのが、運命の始まりでした。不思議なもので、一度あの感動を覚えると、また竿を握りたくなるんです。今では昼も夜も、三泊すれば二泊は釣り、観光よりも比重を置くようになりました。対馬がそんな風に人を変える島だとは、その時は思いもしませんでした。


一つは釣りに没頭できるところですかね。対馬は本当によく釣れるんです。大物も小物も入り交じり、魚種の豊かさに驚かされますよ。関東の遊漁船のように20人詰め込みでお祭り騒ぎということもなく、初心者にも懐が深い。初めて釣りを教えてくれた遊漁船のなぎさ丸や、正恒丸の気配りや人柄が素晴らしく、地元の方もフレンドリー。もちろん釣り以外にも好きな理由はあります。寿司やジビエがリーズナブルで美味しい。沖縄のように観光地化されていない自然の豊かさ、バランスが素晴らしいです。青い海と緑の濃いドライブロードを走り抜け、人の温かさに触れ、港に戻れば海の幸が待つ。魚を釣るたびに思います―対馬はやはりすごい、と。





対馬での旅を思い返すと、やはり釣りの記憶が真っ先に浮かびます。二度目の挑戦で外海に出て、70cmの真鯛を引き上げた瞬間の手応えは忘れられません。釣竿から伝わる命の鼓動と、海に挑む自分の鼓動が重なったのが分かりました。合間のドライブでは道がどこまでも気持ちよく、ツシマヤマネコに出会えたのも幸運でした。帰りには決まって猪鹿鳥でジビエとお酒を楽しみます。関東では手が届きにくい料理もここでは肩の力を抜いて味わえます。バジェットレンタカーの心温もるサービスや宿のもてなしも、釣り人の旅を支えてくれる。こうだったなあ、あんなこともあったと、その時々の情景が身体に刻まれている。だから対馬はまた来たくなるんです。

まず言えるのは、リゾートを期待する場所ではないということですね。観光地として何か求めている方より、海や山の自然、砲台跡など、既にある資源を自ら求めて楽しみに行く場所です。釣り旅をする私たちの場合は、それが合致しているのでまた来たい、となるわけです。旅用の釣具も至ってシンプルで、竿はイカ用と鯛用を一本ずつ持参すれば十分で、LCCでも預けられるコンパクトなものにしています。
レンタカーは要注意。数が少ないから必ず早めに押さえておきたいですね。宿は、夜中の暗い時間に玄関を出入りすることを考えると、釣り客を受け入れる民泊や一日一組限定の小さな宿が釣り人には向いていると思いますよ。海に出て島内を走り、地元の料理を味わい酒を酌み交わす――その循環こそが対馬旅の醍醐味です。
