暮らすように旅をする「農泊(民泊)」という旅のカタチ

暮らすように旅をする「農泊(民泊)」という旅のカタチ

正式には「農林漁業体験民宿」とよばれる対馬の民泊。農山漁村での生活体験や農林漁業体験などを提供する民宿業であり、旅館業法に基づく簡易宿所営業許可を受けています。いわゆるホームステイ・ファームステイであり、農林漁業者の自宅で宿泊客を受け入れます。

対馬には、約30軒の民泊(農家民宿)があり、それぞれの家業や家主の得意分野を活かして、釣り体験や郷土料理体験、山登りや収穫体験など、様々な体験を提供しています。

何といっても対馬の民泊の魅力は、ご飯です!さっきまで海で泳いでいた魚、掘り出したばかりの野菜・・・。生産者の家に泊まるからこそ味わえる、新鮮そのものの食材の数々は、まさに民泊の醍醐味です。

自然環境が厳しく土地が狭い島だからこそ、対馬の人々は、海も山も川も田んぼも畑もフル活用して、あるものを上手に使って暮らしてきました。だから、マルチプレイヤーがめちゃめちゃ多いんです。漁船を持っているから漁師さんかな?と思いきや、米や野菜は自家栽培。山から木を伐りだしてきてシイタケや木炭を生産しているし、なんなら狩猟免許も持っていて、肉まで調達しちゃいます!みたいなスーパーマンが、うじゃうじゃいます。まさに、自然の恵みとそれを受け取る術を熟知している達人たちなんです。

だからこの食卓、ほぼ全てが「自家製食材」です!そんな達人たちの暮らしにお邪魔するのが「農泊(民泊)」です。旬を楽しむ暮らし。自ら作り食べる喜び。きっとあなたも、「豊かさ」の価値観が、ガラッと変わってしまうはずです。

宿泊だけではなく、是非、体験もしてみてください。島ならではの「海」「山」「里」そして暮らしの体験が、なんと30個以上もラインアップされています。

夕食食べる郷土料理を、農家のお母さんと一緒に作る。これもまた農家民宿の楽しみの一つです。写真は、対馬の伝統発酵保存食である「せんだんご」を使って、郷土料理「ろくべえ」を作っている様子です。お子様も一緒に、楽しく体験できますよ!

中でも人気なのが、小さな漁船でのちょっとした釣り体験です。お昼過ぎにチェックインして、夕方2時間程度の釣りを楽しみ、自分で釣った魚を夕食にいただくワクワク体験。道具や餌は家主が用意してくれますし、釣り方も丁寧に教えてくれます。子どもに釣り体験させてみたいけれど、自分では教えられないし、道具も買わなきゃだし、、、というファミリー層にも大人気!

裏山、裏庭でニホンミツバチを飼っている農家さんも多く、養蜂体験、採蜜体験もとっても人気です。対馬の人は、蜂蜜を甘味料とは思っていません。疲れがたまっているな、と思ったらひとなめ。あれ?風邪気味かな?と感じたらひとなめ。今日はがんばらなきゃ!という時にもひとなめ。完全に栄養ドリンクポジションです。養蜂をしている民泊に泊まったら、もしかしたらそんな魔法の液を、ひとなめさせてくれるかもしれませんよ!これも民泊ならではの一幕ですね。

受け入れ家庭も、遠くに暮らす親戚が遊びにきたかのような感覚で、観光客を受け入れてくれます。遠慮なく交流し、島の暮らしを楽しんでいただきたいと思います。

川口幹子
Profile

川口幹子

2011年に対馬市島おこし協働隊として対馬に移住。学生向けの合宿セミナーを開催したとき、他のどんなプログラムよりも「農家のおうちに泊まった」ことの評価が高く、農家民宿の底力に気付きました。それ以来、私もすっかり農家民宿の沼にはまってしまい、「私に対馬グリーン・ブルーツーリズム協会の事務局やらせてください!」と直訴。結局、事務局長になっちゃいました。

Contactお問合せ先

対馬グリーン・ブルーツーリズム協会
https://tsushima-gbt.com/
0920-85-1755

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